テクニカル分析について(基本編)

投稿者: | 2023-01-19

2023-01-26 (New)

OKCoinJapanの取引所(板取引)サービスにおいて、高機能チャート『TradingView』がご利用いただけるようになりました。

TradingView(トレーディングビュー)は、世界中の3,000万人以上のトレーダーや投資家の方が利用している高機能チャートプラットフォームとソーシャルネットワークです。
暗号資産のみではなく、株式・FX・債券といった多くの金融商品に対応しています。
『TradingView』のようなトレーディングツールを用いることで、どなたでもチャート上に描画ツールやインジケーター(テクニカル指標)を簡単に表示させ、テクニカル分析を行うことができます。是非、OKcoinJapanでのお取引にお役立て頂ければと思います。



本記事では、テクニカル分析の手法や、その特徴など、テクニカル分析の基本的な概要を紹介いたします。

■本記事の概要

相場の分析手法には、大きく分けてテクニカル分析とファンダメンタルズ分析がある。

インジケーター(テクニカル指標)には主にトレンド分析とオシレーター分析がある。

テクニカル分析を利用する場合の特徴が分かる。

相場の分析手法

金融市場の分析手法には、大きく分けてテクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、対象銘柄の過去の値動きをもとにして、将来の値動きを予測する手法です。主にトレーディングツールを用いて、一定期間における値動きをチャート化(グラフ化)したものを利用するため、チャート分析とも呼ばれています。チャート上に描画ツールやインジケーター(テクニカル指標)を表示させ、チャートの傾向や市場の過熱感などを分析します。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、各国が公表する経済指標やメディアが配信するニュース、各プロジェクトの財務状況や業績データをもとにして、将来の値動きを予測する手法です。

経済成長率・物価成長率・新規雇用者数・失業率・貿易収支といった各国の経済情報から、対象銘柄に係る企業の売上高・純利益・株主資本といったさまざまな指標があります。

暗号資産においては、半減期やバーン(焼却)といったイベントが注目されています。


チャート分析

過去の値動きを視覚的に捉えることができるチャートは分析の土台となりますが、チャートの表示方法にもいくつかの種類があります。

代表的なチャートがローソク足で、相場の方向性を表す基本的な指標ともいえます。始値より終値が高い陽線と、始値より終値が低い陰線で構成され、最高値と結んだ線を上ヒゲ、最安値と結んだ線を下ヒゲといい、トレンド転換のサインになり得ます。

チャート上には描画ツールを利用して、トレンドラインや水平線といった補助線などを表示させることができます。市場で意識されるラインを表示させておくことで、より視覚的に値動きを捉えることができます。

また、チャート上にはインジケーター(テクニカル指標)を表示させることができます。
テクニカル指標には、相場の方向性を表すトレンド系相場のトレンドの強さや強弱を表すオシレーター系の2種類があります。
どちらも基本的には、4本値である始値(Open)・高値(High)・安値(Low)・終値(Close)を加工して得られるレートや時間軸の概念が用いられています。

以下に代表的な描画ツールとインジケーター(テクニカル指標)の種類を紹介いたします。

描画ツールの種類

・トレンドライン

・水平線

・平行チャネル

・ギャン・ファン

・フィボナッチ・リトレースメント


インジケーターの種類

トレンド系

・移動平均線

・一目均衡表

・ボリンジャーバンド

オシレーター系

・MACD(移動平均収束拡散)

・RSI(相対力指数)

・アルティメットオシレーター

・ウィリアムズ%R

・ストキャスティクス

・モメンタム



最後にテクニカル分析を用いる上でのポジティブな側面とネガティブな側面を紹介いたします。

テクニカル分析(ポジティブ面)

・過去の値動きを視覚的に捉えることができる

・経済分析や財務分析ができなくても分析できる

・エントリーポイントやイグジットポイントを作りやすい、明確にしやすい

・自分にあったツールを見つけることで相場を見るのが楽しくなる

テクニカル分析(ネガティブ面)

・強いトレンドや突発的なイベント発生時には機能しないことがある

・テクニカル指標それぞれに弱点がある

・買いや売りのサイン(シグナル)が出たものの反対方向に動くだましが発生する


以上のようなネガティブな側面を補うために、単体のテクニカル指標のみを用いるのではなく、複数のツールや指標を用いてそれぞれの弱点を補うことが一般的です。



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