[2022/04/20] 暗号資産市場は週安値から反発

暗号資産は今週厳しいスタートとなったが火曜日に急騰。

暗号資産市場全体は1日で約2%上昇、時価総額は約245兆円に膨らんだ。

米国株式市場でNYダウが前日比499.51ドル上昇、ナスダック、S&P500も寄り付き後から買いが優先となった。上昇の背景には、相次ぐ大手企業の決算発表や米経済指標において、インフレによる悪影響の懸念がやや後退したことがある模様。リスクオンムードは暗号資産市場にも波及した。


※COIN360

BTCは5.79%上昇、ETHは6.52%価格を押し上げた。

分散型アプリケーションプラットフォームのNEARプロトコル(NEAR)が突出して高く、約13%上昇した。

また、2022年1月10日にリリースされたNFTマーケットプレイス LooksRare の参加者向けに作られたLooksRare(LOOKS)や圧倒的な取引量を誇る人気NFT「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)に関連したApeCoin(APE)をはじめ、NFTやメタバース関連のトークンの上昇が目立った。

暗号資産市場は急下降しての週明けとなったが、大多数の暗号資産が火曜日にサポートを模索する展開となった。


BTCテクニカル分析:安値から急反発

BTCは昨日38,500USDTの安値まで下落し、弱気の見方が優勢となっていた。3月中旬の安値に迫るとの声も聞かれていたが、機関投資家やクジラの動きは逆となり、41,700USDTに上昇した。今のところ、40,000 USDTを維持できるかが焦点となりそうだ。


ETHテクニカル分析:下落方向

ETHもBTCやその他アルトコインと同様に、昨日に直近安値を付けた後に上昇した。ETHは直近数週間でレジスタンスラインとサポートラインの両方として支持されていた重要な地点である3,100USTDを上回って推移している。買い手はこの勢いを維持するため、さらなる上昇の強い基盤としてこの地点に注目することとなるだろう。


NFT:Play-to-earnゲームElumiaの資金調達ラウンドが終了へ

ソラナのブロックチェーン上に構築されるPlay-to-earnのメタバースゲーム「Legends of Elumia」は資金調達ラウンドが終わりに近いと先週公表した。
資金調達ラウンドでは、Crypto.com Capitalのような戦略的アドバイザーの他、Alameda Research、Animoca Brandsも含め名立たる投資家が参加している。

Elumiaは、メタバースを探索するために、キャラクター、武器、ペット、土地・建物のNFTを保有することをベースとしたゲームのようだ。
ユーザーはゲーム内でのバトルなどを通じて、トークンを手に入れることできる。α版のリリースは、本年第2四半期に予定されている。